Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
自己複製を続ける幹細胞が、分化細胞へと転じるには、それまで維持していた「非ゲノム情報」を迅速かつ正確に変換する必要がある。本研究では、幹細胞特異的な「エンハンサーループ」を非ゲノム情報として捉え、その継承と分化時における再構築機構の解明を目的とする。これまでの2次元的な実験結果を踏まえて、高次クロマチン構造解析に発展させる。令和4年度 転写因子の配置を3次元的なクロマチン構造へと捉えなおし、ループ構造の維持機構を明らかにする。令和5年度 分化時に変化するループ構造の制御因子を同定し、幹細胞の分化制御機構を明らかにする。