Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
運動関連領域を外科切除する場合に高次運動障害が残存するか回復するかを術前に予測するのは困難であり、脳領域だけでなく領域間の結合も含めたネットワークの理解が不可欠である。本研究ではこれまで我々が作成してきた皮質脳波コネクトームのデータベースを用いて、脳切除前後のネットワークの構造上の変化を同定する。術前評価のために前頭葉・頭頂葉に頭蓋内電極を慢性留置したてんかん外科患者で本研究に同意を得られた方で、データベース化している25症例に前方視的に動員する患者を加え解析を行う。臨床的必要性から外科切除する場合のコネクトームの変化と運動障害の出現、回復から超適応に関与する潜在回路を明らかにする。