Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
脳卒中などによって脳の右半球を損傷すると、視覚機能には異常がなくても、自身の左側の視空間に注意が向かない半側空間無視という症状が現れる。比較的頻繁に見られる症状であるにもかかわらず、有効なリハビリ手段は限られており、また、左に「気づかない」ことによって日常生活に支障をきたすことがある。そこで、本研究課題では、AR(Augmented reality)とロボットインターフェースを利用した空間への超適応的介入により、半側空間無視の改善に役立つ方法論と空間注意の神経機序に関する知見を得ることを目指す。