Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
熱、紫外線、酸化などのストレスは、細胞死や重篤な疾患の原因となる構造異常タンパク質 (ミスフォールドタンパク質) を生じさせる。そのため、細胞は多大な「労力」を割いてストレス応答を行っているが、この「労力」がどの程度のエネルギースケールを持つかの定量的理解は進んでいない。本研究では、ストレスセンサータンパク質IRE1が、高次多量体形成を介してミスフォールドタンパク質を定量的に感知する仕組みとその熱力学的パラメータを明らかにし、細胞内ストレス応答の情報熱力学的理解を目指す。