Naturalization and Societal Grounding of Model-based Reminiscence
Publicly Offered Research
Project Area | Studies on intelligent systems for dialogue toward the human-machine symbiotic society |
Project/Area Number |
22H04861
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
森田 純哉 静岡大学, 情報学部, 教授 (40397443)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥11,570,000 (Direct Cost: ¥8,900,000、Indirect Cost: ¥2,670,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
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Keywords | 認知アーキテクチャ / 感情認識 / ジェスチャー生成 / 意味認識 |
Outline of Research at the Start |
モデルベース回想法は,ユーザ個人の記憶をモデル化することによるメンタルケアの手法である.モデルは,人間の脳の構造を模したソフトウエアアーキテクチャ(認知アーキテクチャ)上に構築される.既知の記憶の特性をもとに,写真を検索し,ユーザに提示する.検索のパラメータはユーザからのフィードバックによって調整される.モデルベース回想法による写真提示は,ユーザのストーリーテリングを促す効果がある.本研究計画では,この枠組みの完成度を向上し,社会に受け入れられるための開発と実践に取り組む.具体的には,音声フィードバックの実現,ロボットへの実装,オンライン実験,フィールド実験の4項目に取り組む研究である.
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Outline of Annual Research Achievements |
研究実施計画に記載したように,ユーザの保持する写真を認知モデルによって検索し,ユーザの記憶の回想を引き出す対話的モデルベース回想法の開発に取り組んでいる.2022年度は,音声インタフェースの開発および身体インタフェースの構築に関する項目にて進捗を得た. 音声インタフェースに関しては,発話から推定される感情の状態をモデルの写真検索パラメータと対応付ける仕組みを開発した.OpenSMILEと呼ばれるオープンソースを利用することで,発話の韻律特徴を抽出し,写真観察時の感情の動きを予測した.この成果は国際会議Affective Computing and Intelligent Interactionにて発表された.さらに,この国際会議での発表をベースに,開発した仕組みをモデルベース回想法の全体のシステムに組み込んだ.これにより,現時点でユーザとインタラクション可能なインタフェースが完成している. 身体インタフェースに関しては,対話的モデルベース回想法中に,ユーザによって発話される単語の意味に応じてロボットが動作する仕組みを開発した.単語からロボットの動作(身体イメージ)を抽出する手法として,単語分散表現を用いた.単語分散表現における埋め込み空間内で,ターゲットとなる単語と形容詞との距離を計算し,ロボットの動作に反映させた.この手法によって構築された動作を動画撮影し,クラウドソーシングでの評価を得た.その結果,提案する仕組の一定の妥当性が示された.なお,本成果について情報学ワークショップ WiNFにて発表し,最優秀賞を受賞した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
対話的モデルベース回想法に関して実験可能なシステムを完成させたため.
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Strategy for Future Research Activity |
研究実施計画に記載したように対話的モデルベース回想法に関するオンライン実験,フィールド実験を進める.オンライン実験に関しては,すでに構築されているシステムを利用することで速やかな実施が可能である.フィールド実験に関しては,十分にはロボットが動作をしなかったものの前年度に所属組織の大学祭にて試行をしている.今年度も同様の形での実施を考えており,本年度後期には実店舗への投入を見据えて開発を進める.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)