Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
天然物中にはキニーネやスパルテインのような不斉有機触媒として大変有用な分子が含まれている。しかし入手経路が限られていることから、知られているほとんどの天然物の触媒としての性能は未知のまま十分な研究がなされていない。本研究課題では、千葉大学薬学部中分子化学研究室に貯蔵されている500種類に及ぶ天然物ライブラリーを利用し、不斉触媒反応の網羅的触媒スクリーニングを実施し、キニーネ、スパルテインに続く新奇不斉触媒の分子モダリティを開拓する。その際得られるデータをデータベース化し、A02、A03班と協力しフロー触媒開発や触媒性能予想モデルの構築へと活用する。