植物細胞形態形成におけるリン脂質シグナルの役割
Publicly Offered Research
Project Area | Plant regulatory systems that control developmental interactions between meristems and lateral organs |
Project/Area Number |
23012023
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
青山 卓史 京都大学, 化学研究所, 教授 (80202498)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
Fiscal Year 2012: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2011: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 植物 / 組織・細胞 / 生体分子 / 形態形成 / リン脂質 |
Research Abstract |
1)PIP5Kによる根毛形成制御機構の解析 PIP5KとROPの根毛形成における機能的相互作用を検証するために、根毛細胞で発現するPIP5K遺伝子およびROP遺伝子の突然変異体の根毛形態を観察した、,その結果、pip5k4およびrop2変異体においてpip5k3と同様の根毛伸長の抑制が観られた。 また、pip5k3pip5k4およびpip5k3rop2二重変異体においてより顕著な根毛伸長の抑制が観られた。 PIP5K3-mCherryおよびYFP-ROP2の両融合タンパク質をそれぞれPIP5K3遺伝子プロモーターおよびROP2遺伝子プロモーターを用いて発現させ、伸長中の根毛細胞におけるそれらの動態および共局在性の観察を行なった。また、タンパク質間相互作用のin vitro結合実験を進め、ROP2におけるPIP5K3との結合に必要な構造の解析を行なった。 2)PLDζ1の細胞内シグナル伝達および細胞分化制御への関わりの解析 PLDζ1遺伝子機能の解析のために、PLDζ1遺伝子プロモーターにより発現させたPLDζ1-mCherryと各種細胞内局在マーカーとの共局在性を観察した。また、同様の手法によりPLDζ1のシグナル伝達下流で働くと予想されるPDK1との共局在性を観察した。さらに、これまでに作製されたPLDζ1遺伝子発現抑制系においてそれらマーカーの動態を観察することにより、PLDζ1遺伝子機能が根毛形態形成のどのような過程に関与するのかを解析した。これらの結果より、PLDζ1はエンドソームを含む細胞内膜系に局在し、様々な細胞内シグナル伝達に関与することが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)