個体サイズと花成制御における概日時計とブラシノステロイドホルモンの役割
Publicly Offered Research
Project Area | Plant regulatory systems that control developmental interactions between meristems and lateral organs |
Project/Area Number |
23012037
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | International Christian University (2012) University of Tsukuba (2011) |
Principal Investigator |
溝口 剛 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70281623)
|
Project Period (FY) |
2011 – 2012
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
|
Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2012: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
|
Keywords | 光周性 / 概日リズム / シロイヌナズナ / ブラシノステロイド / LHY / CCA1 / 器官伸長 / 恒明条件 / 遺伝学 / 植物 / 発生・分化 |
Research Abstract |
成長にともない、側生器官として葉を形成する栄養成長メリステムは、生殖成長メリステムに相転換し、花を発生・分化させる,この過程は花成とよばれ、光周期、植物ホルモン、温度の影響を受ける。本研究では、内因性の約24時間周期の制御機構(概日時計)による植物発生過程の制御に焦点をあてた、我々の仮説「LHY/CCA1によるブラシノステロイドホルモン応答の制御」を検証し、「内因性リズムと外因性リズムの相互作用による個体サイズと花成の新規な統合制御メカニズムの探索」を研究目的とした。 本研究課題では、課題1:lhy;cca1及び35S:SVPの器官長短縮形質の解析(顕微鏡観察による組織学的解析、植物ホルモン応答性に関する解析)、課題2:lhv;cca1の器官長短縮形質の増強変異体petanko(pta)の分子遺伝学的解析(pta1-6の解析)、課題3:PTA7の機能解析の3課題を実施した。課題1については、SEN解析により、lhy;cca1の葉表皮細胞サイズが野生型よりも小型化することを確認した。また、lhy;cca1、35S:SVPともに、発芽後の胚軸長がBR以外の植物ホルモンの影響を大きく受けないことを見出した。課題2では、pta1に関する遺伝学的解析を行った。また、pta3,4の染色体座上位置に関してラフマッピングを行った.課題3については、酵母two-hybrid法により、PTA7結合因子を探索し、3種の候補タンパク質(PTA7 Interacting Factor 1-3;PTA71F1-3)を単離した.これらのうちの1つ、PTA7IF1は興味深いことに、時計遺伝子LHY及びcca1と共発現し、日周期的に発現変動する遺伝子の1つであることが分かった。PTA7IF1の機能欠損変異体の花成時期を解析したところ、早期花成形質を示すことが分かった、
|
Report
(2 results)
Research Products
(13 results)