4f電子系のDMFT電子構造計算
Publicly Offered Research
Project Area | Emergence of Heavy Electrons and Their Ordering |
Project/Area Number |
23102724
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
柳町 治 (酒井治 / 酒井 治) 独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, 研究員 (60005957)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2012: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2011: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 物性理論 / 磁性 / 強相関 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的:CeおよびYb化合物への動的平均場理論(DMFT)バンド計算の適用により、4f電子系の光電効果、動的磁気励起、フェルミ面構造(FS)を統一的に捉える第一原理計算の枠組みをつくる。補助的1不純物問題を解くNCAf2(non-crossing approximation with f2 vertex correction)ルーチンの独立化と計算安定性を高め、これを他のバンド計算グループのプログラム群と連結して共同研究を進める。
実施計画とその結果:申請時に稼働中のLMTO+NCAf2vcコードのプログラムをversion(V)1として、(1)V1をCePd3,CeRh3,CeSn3,CeIn3等立方晶系へ適用し、計算法のノウハウを蓄積する。(2)CeRu2Si2等非立方晶系への適用が可能となるよう拡張を行う。(3)NCAf2vcの独立化を行うこととYb系に適用可能なコードに拡張して、汎用性の高いV2コードを開発する。
(1)の部分は完了し結果を公刊した。DMFT計算で得られたFSは、近藤温度(TK)の高いCePd3~CeSn3では局所密度近似(LDA)計算の結果と類似であり、TKの低いCeIn3では異なったFSとなることが見いだされた。4f系への計算でLDAと異なるFSが得られたのは初めてである。これらのすべてケースでサイクロトロン質量も含め実験と合理的な一致を示した。(2)のCeRu2Si2についてはc-f成効果により生じる結晶場基底状態は実験で期待されるスキームと矛盾した。しかし、基底状態が合致するようf順位パラメータ調整をするとFSも実験に合致するようになることを見出した(公刊準備中)。(3)についてはYbCu5の価数の非単調な圧力依存性にたいする原研計算センターの鈴木氏の理論的解析にV2コードの一部を提供し、共同研究を進める等、進展を図っている。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)