Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究では、窒化物半導体GaN、InN、InGaNのナノコラム構造での、(A)動的電子相関効果とダイナミクス、および、(B)ナノコラムが多数配列したときのマクロな光学応答、の2点に着目した。ナノコラムとは、直径100 nm程度、高さ1um程度の柱状結晶である。このような中間的サイズ、および、特徴的な形状に起因する動的電子相関効果を明らかし、それがもたらす特異な光現象・光機能を引き出すこと,および,ナノコラムが多数配列したときの集団効果としての光学応答を解明することを目的とした。特に、規則配列からずれたランダム性に関する研究に重点を置いた。今年度は特に研究項目(B)に関して、大きな進展があった.配列制御した試料を用いて、パラメータ(充填率、コラム半径、領域サイズ、ランダムの程度)を系統的に変えた測定を行いランダムレーザーの特性を解明し,並行して光局在の理論計算も行い、光のアンダーソン局在の観点に立って、理論計算と実験の両面から詳細に調べた。さらに、規則配列したものにランダム性を少しずつ導入した系を作成し、フォトニックレーザーとランダムレーザーのクロスオーバーを調べた.レーザー発振を起こすときのダイナミクスを時間分解測定により、詳細に調べた.その解析は現在進行中であるが,この成果により,最も効率の良いレーザー発振の配置とそのメカニズムを解明することができると信じている。今後は、フォトニックレーザーとランダムレーザーのクロスオーバーに関して,より深い研究につなげていく予定である.
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Phys. Rev. B
Volume: 87 Issue: 12
10.1103/physrevb.87.125421
Phys. Stat. Soli. (c)
Volume: 9 Issue: 12 Pages: 2477-2480
10.1002/pssc.201200317
Proc.SPIE
Volume: 7946 Pages: 794629-794629
Volume: 7937 Pages: 793712-793712
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