分子活性化を指向した反応性有機遷移金属活性種の創成と直截的合成反応への応用
Publicly Offered Research
Project Area | Molecule Activation Directed toward Straightforward Synthesis |
Project/Area Number |
23105506
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大井 秀一 東北大学, 環境保全センター, 教授 (00241547)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥7,020,000 (Direct Cost: ¥5,400,000、Indirect Cost: ¥1,620,000)
Fiscal Year 2012: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2011: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | C-H結合活性化 / クロスカップリング反応 / メタラサイクル錯体 / 異種金属間相互作用 / 遷移金属活性種 / アリールパラジウム種 / ルテニウム触媒 / パラジウム触媒 / 塩化銅 / アリール化反応 / アリールトリメチルシラン / 電子豊富芳香族化合物 / ビアリール化合物 |
Outline of Annual Research Achievements |
異なる化合物の不活性なC-H結合をそれぞれ切断し、新たなC-C結合を形成する選択的なクロスカップリング反応は極めて困難で挑戦的な課題である。本研究課題では、まず、Ru触媒による芳香族化合物間でのC-H結合の切断を経るカップリング反応の検討の際に得られた知見をもとに芳香族C-H結合とベンジル位C-H結合の活性化を経るクロスカップリング反応を検討した。Ru錯体を用いた最適条件下、2-フェニルピリジン類をメシチレン中で反応させると、C-H 結合活性化を経た芳香族オルト位選択的直接ベンジル化反応が進行し、目的物であるジアリールメタン誘導体が得られることを見出した。 また、上記反応において反応中間体と考えられるアリールメタラサイクル錯体は、配位子のσ-電子供与性により酸化的付加反応に活性となることが示唆されているが、この知見を活かしより高いσ-供与性のカルベン型メタラサイクル錯体の合成を試みた。カルベン配位子前駆体とパラジウム前駆錯体を反応させた後にカルボン酸銀で処理することで、カルベン型メタラサイクルパラジウム錯体を合成することができた。 そして、アリールパラジウム種と塩化銅などの金属塩の組み合わせにより生成する求電子性の活性なアリールパラジウム種を鍵活性種とする不活性結合の活性化を経た反応開発において、電子豊富アレーンと低反応性のアリールトリメチルシランのクロスカップリング反応を検討した。反応条件の最適化の結果、塩化銅の再酸化剤として酸素を利用することが可能となり、使用する塩化銅量を大幅に低減できることを見出した。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(21 results)