遷移金属錯体触媒によるC-H結合活性化を経由する多成分反応の確立
Publicly Offered Research
Project Area | Molecule Activation Directed toward Straightforward Synthesis |
Project/Area Number |
23105542
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
緒方 賢一 中央大学, 理工学部, 助教 (60431970)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥6,760,000 (Direct Cost: ¥5,200,000、Indirect Cost: ¥1,560,000)
Fiscal Year 2012: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2011: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | 触媒反応 / 遷移金属錯体触媒 / 多成分反応 / 炭素ー水素結合活性化 / 炭素ー炭素結合活性化 / 3成分反応 / 結合活性化 / アルケン |
Outline of Annual Research Achievements |
遷移金属錯体触媒による有機分子の直接的不活性結合の活性化は、アトムエコノミーに優れた反応手法の1つとして知られている。本研究課題では、このような結合活性化を1段階で多数の結合を形成する事が可能な多成分反応に適応することによって分子活性化と効率的結合形成の利点を併せ持つ反応開発を行う事を目的として研究を行った。本課題において申請者は、ニッケル金属錯体触媒を用いて還元剤の存在下、カルボニル化合物と環状ユニットを持つアルケンであるノルボルネンやメチレンシクロプロパンとの反応によって、芳香環CーH結合やアルキルCーC結合の活性化を伴うカップリング反応が進行する事を明らかにした。さらにこれらの反応は、用いる還元剤やニッケル錯体触媒の配位子を変える事によってコントロールする事が可能であり、このような活性化を伴わないカップリング反応へと誘導するが可能である事も明らかにした。また、ロジウム錯体触媒を用いて嵩高いシリルアセチレンと2分子のケテンとの反応を行うことによって、立体選択的な3成分反応が進行し、1,3ーエンイン化合物が選択的に得られる反応の開発にも成功した。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)