リボソーム依存GTPaseを介した翻訳制御とRNA品質管理の連携機構
Publicly Offered Research
Project Area | Diversity and asymmetry achieved by RNA program |
Project/Area Number |
23112703
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
富田 野乃 (竹内野乃 / 竹内 野乃) 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (80323450)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥17,680,000 (Direct Cost: ¥13,600,000、Indirect Cost: ¥4,080,000)
Fiscal Year 2012: ¥8,840,000 (Direct Cost: ¥6,800,000、Indirect Cost: ¥2,040,000)
Fiscal Year 2011: ¥8,840,000 (Direct Cost: ¥6,800,000、Indirect Cost: ¥2,040,000)
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Keywords | 翻訳 / リボソーム / RNA品質管理 / G蛋白質 |
Outline of Annual Research Achievements |
Hbs1、eEF1A、eRF3、Ski7 などに代表されるリボソーム依存GTPaseファミリーは、真核細胞におけるmRNA品質管理機構において翻訳制御とmRNAの分解を共役させる重要な因子である。これらのGTPaseファミリーの機能は、主に遺伝学的手法により解析が進められてきた。本研究課題では、生化学的手法を導入してこれら因子の作用機序を明らかにすることを目的とし、はじめに酵母由来再構築型生体外蛋白質合成系を確立に取り組んだ。翻訳伸長過程、翻訳終結仮定の再構築に成功した。さらにこれらのシステムを利用することにより、①GTPaseファミリーの機能を制御するStm1の機能解析、②Ski7の機能解析、を進めた。その結果、以下の事柄が明らかとなった。
① Stm1の機能解析:Stm1はペプチド転移反応を阻害し、翻訳伸長を停止させる。Stm1はリボソームのサブユニット間を安定化し不活化する。ペプチド転移を抑制する因子はこれまでに報告がない。またRNA品質管理においては、翻訳停止がチェックポイントとなっているため、Stm1の役割をふまえてGTPaseファミリーの機能について理解する必要がある。
② Ski7の機能解析:Ski7がグアニン結合蛋白質であるが、GTPase活性は示さない。Ski7にはリボソーム結合能を有する。これまで、Ski7は遺伝子配列からG-proteinであることが示唆されてきたのみであり、生化学的な解析の報告はなかった。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)