プライミングリン酸化反応の制御機構とその破綻による病態解明
Publicly Offered Research
Project Area | Regulation of signal transduction by post-translational modifications and its pathogenic dysregulation |
Project/Area Number |
23117515
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine (2012) Tokyo Medical and Dental University (2011) |
Principal Investigator |
吉田 清嗣 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70345312)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
|
Budget Amount *help |
¥11,700,000 (Direct Cost: ¥9,000,000、Indirect Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2012: ¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
Fiscal Year 2011: ¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
|
Keywords | 細胞周期 / 癌 / リン酸化酵素 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は、DNA傷害による細胞死誘導キナーゼであるDYRK2が、プライミングキナーゼとして働き細胞周期を調節し、乳癌の進展や浸潤に重要な機能を果たしていることを明らかにした。本研究では、引き続きこれまで得られた知見を基盤として、DYRK2によるプライミングリン酸化がさらにどのような細胞応答を制御しているかを明らかにし、その機能不全が乳癌の病因に関与するか検証することを目的として研究を進めた。本年度は、DYRK2が転写因子snailをプライミングリン酸化し、引き続くGSK3によるリン酸化並びにユビキチン化による分解を通して、その標的分子E-cadherinの発現を制御していることを見出した。この現象について、特に乳癌細胞に焦点を絞って機能解析を進めた。具体的には、snailのプライミングリン酸化状態をモニターし、ユビキチン化やE-cadherin発現との相関性を検証した。またE-cadherinの発現は上皮間葉転換(EMT)を制御していることから、DYRK2によるsnailプライミングリン酸化を嚆矢とするE-cadherin発現制御がEMTにどのように影響を与えているかについて、乳癌細胞株を用いてin vitroによるinvasion assayや、in vivoによるxenograftを用いた遠隔転移モデルなどにより明らかにした。
|
Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(8 results)