Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
シロイヌナズナのaccessions (ecotype) を用いた研究により、accessions間には耐塩性の大きなバリエーションがあること、また耐塩性には、塩ショックに対する耐性と、生育に影響を与えない程度の塩ストレスを一定期間経ることで、海水程度の塩水(浸透圧)にも耐性を示す、「塩馴化能」があることを明らかにしてきた。特に、高い耐塩性を示すaccessionsは塩馴化能を有しており、高い耐塩性の獲得には塩馴化能が重要であることが示唆された。そこで本研究では、塩馴化機構を遺伝学的に明らかにすることを目的とした。206 accessionsの塩馴化能を評価し、250,000 SNPsデータを用いたGWAS解析を行った(USDA-ARS Hoekenga主任研究員らとの共同研究)。その結果、塩馴化に寄与する可能性のあるSNPsを特定した。塩馴化能と最も高い相関を示したSNPを含む塩馴化型accession由来の遺伝子を非塩馴化型accessionに導入したところ、塩馴化能の相補は認められなかった。そこで原因遺伝子領域に存在する全ての多型を検出することを目的に、塩馴化型accession由来のBACライブラリーを作成し、当該領域のシークエンスを行った。その結果、非塩馴化型accessionと比較した場合、168 SNPsに加え、17 kbpの欠損および周辺領域の組換えが生じていることが明らかとなった。他の塩馴化型accessionsでも欠損・組換えが確認出来たことから、耐性との関連が期待される。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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New Phytologist
Volume: 198 Issue: 1 Pages: 1-9
10.1111/nph.12251
Mol Plant
Volume: 6(2) Issue: 2 Pages: 411-422
10.1093/mp/sst024
Plant Signal Behav.
Volume: 8 Pages: 1-8
J Wood Sci
Volume: (In press)(未定)
10031137096
http://www.nodai.ac.jp/hojin/upload/News_Release_20130208.pdf