土壌微生物由来の新規シグナル因子による植物生長制御機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Integrated analysis of strategies for plant survival and growth in response to global environmental changes |
Project/Area Number |
23119519
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Suntory Foundation for Life Sciences |
Principal Investigator |
村田 純 公益財団法人サントリー生命科学財団, 生物有機科学研究所, 研究員 (90500794)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥7,930,000 (Direct Cost: ¥6,100,000、Indirect Cost: ¥1,830,000)
Fiscal Year 2012: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2011: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | 生物有機化学 / 植物ー微生物相互作用 / 植物-微生物相互作用 / 植物生長 / 天然物有機化学 |
Outline of Annual Research Achievements |
植物と土壌中の微生物の相互作用の多くは、互いが生産する代謝物を介していることが知られている。しかし微生物由来代謝物のうち、揮発性のbacterial volatile organic compound (BVOC)が植物生長にどのような影響を及ぼすかについては、現象としては報告例があるもののBVOC中の活性因子やその受容機構など、分子レベルの知見はほぼ皆無である。そこで本研究課題では土壌微生物由来揮発物質による新規な植物生長制御メカニズムの解明を目指し、微生物が放出する生理活性物質の同定を試みた。
これまでに1.枯草菌の植物生長抑制活性を検出するバイオアッセイ系の確立し、2.複数の微生物―植物種間で類似の植物生長抑制を確認したことから、ある程度保存された生物種間相互作用であることが示唆された。次いで3.枯草菌―シロイヌナズナを主な材料として植物生長抑制活性を指標に当該因子をHP-20、Polyamide、Silica, ODSカラムを用いて順次精製した結果、複数の活性因子候補を同定した。これら候補のうちのひとつは標準品が植物生長抑制活性を示したことから、活性に十分であることが示された
今後は、当該因子への応答に異常をきたしたシロイヌナズナ変異株の単離と原因遺伝子の同定、植物生長関連変異株との比較解析などによる遺伝学的アプローチにより、植物側の受容機構の解明を目指す。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)