概日NAD+代謝制御の破綻による肥満発症メカニズムの解明
Publicly Offered Research
Project Area | Molecular Basis and Disorders of Control of Apetite and Fat Accumulation |
Project/Area Number |
23126515
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
中畑 泰和 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教 (50390810)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥7,020,000 (Direct Cost: ¥5,400,000、Indirect Cost: ¥1,620,000)
Fiscal Year 2012: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2011: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | 概日時計 / 代謝 / 代謝性疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、脂肪蓄積制御メカニズムに焦点を当て、概日NAD+変動の脂肪蓄積制御への関与および脂肪蓄積制御異常の一因がNAD+の概日変動破綻に起因することを、細胞・臓器・個体という異なった階層で解析することである。 本年度は、昨年度作成したNAD+合成律速酵素高発現トランスジェニック(Tg)マウスなどを用いて脂肪蓄積制御メカニズムの解明を試みた。個体レベルでの解析を行った結果、Tgマウスは同腹仔野生型マウスに比べ、高脂肪食による体重増加が抑制されている傾向が見られた。通常食の場合、Tgマウスと野生型マウスで体重の推移に差異が見られなかったこと、さらに一日当たりの高脂肪食摂食量にも違いがなかったことから、NAD+量が上昇しているTgマウスは野生型マウスに比べ、脂肪蓄積が抑えられている可能性が示唆された。また、高脂肪食下での糖負荷実験より、Tgマウスは野生型マウスに対して耐糖能を維持し、糖尿病の症状を呈していないことが明らかになった。さらに脂肪前駆細胞株3T3-L1細胞を用いて細胞レベルでNAD+量と脂肪細胞分化の関連性を検証したところ、NAD+の前駆体であるnicotinamide mononucleotide で処理した細胞で脂肪分化・成熟が無処理細胞群に比べ抑制されていることを示唆するデータを得ている。今後、NAD+量と脂肪蓄積制御メカニズムの関連性を細胞・臓器・個体レベルでさらに詳細に解析する予定である。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)