末梢オキシトシンによる摂食・代謝調節神経経路の解明と肥満治療応用基盤の確立
Publicly Offered Research
Project Area | Molecular Basis and Disorders of Control of Apetite and Fat Accumulation |
Project/Area Number |
23126523
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
前島 裕子 自治医科大学, 医学部, 助教 (40438669)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | オキシトシン / 高脂肪食 / 性差 / 抗肥満 / 耐糖能改善 / 肥満 / 摂食行動 / エネルギー代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.長期投与オキシトシンのエネルギー・糖代謝への作用の解明 皮下埋め込み式浸透圧ポンプからの除放による13日間のOxt投与は、オスの高脂肪食誘発肥満(DIO)マウスにおいて、摂食量・体重・内臓脂肪量の低下、脂肪利用の亢進、脂肪肝・耐糖能障害の改善をもたらし、抗肥満・抗メタボリックシンドローム作用が観察された。一方、メスのDIOマウスにおいても摂食量、体重の低下と耐糖能改善効果が見られたが、特に耐糖能改善効果においては著しいものであった。普通食を与えた肥満を呈さないマウス(オス、メス)でもオキシトシンの長期投与は摂食量、体重増加量を減少させるが、その効果は肥満を呈する動物における効果のほうが大きかった。
2.末梢投与による摂食抑制神経経路の解明 Oxtの末梢投与により摂食・エネルギー代謝中枢である視床下部弓状核と室傍核、延髄孤束核を含むいくつかの神経核にc-FOSタンパク発現の増加が見られた。さらに末梢投与Oxtによる摂食抑制は中枢投与のメラノコルチン阻害剤(SHU9119)で阻害されないことから、メラノコルチン非依存的な経路を介することも明らかになった。室傍核に発現するc-fos発現細胞の約47%がNesfatin-1ニューロンであり、54%がOxtニューロンであった。このことから、末梢オキシトシン投与は、室傍核nesfatin-1-Oxt系を活性化する可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)