送粉適応した協調的な花形質の進化:キスゲ属における遺伝子基盤とその分子進化の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Genetic bases for the evolution of complex adaptive traits |
Project/Area Number |
23128510
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
新田 梢 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 学術研究員 (60589448)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥11,700,000 (Direct Cost: ¥9,000,000、Indirect Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2012: ¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
Fiscal Year 2011: ¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
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Keywords | 送粉 / 花形質 / 花色 / アントシアニン / カロテノイド / キスゲ属 / 雑種 / RNA-seq / 発現解析 / 進化 |
Outline of Annual Research Achievements |
キスゲ属のハマカンゾウとキスゲの花形質は、それぞれ特定の送粉者の活動時間・視覚・嗅覚に、開花時間・花色・花香が協調的に適応したと考えられる。ハマカンゾウは、昼咲き種で、昼行性のアゲハチョウ類に送粉され、赤色を帯びたオレンジ色、香りなしという特徴がある。一方、キスゲは、夜咲き種で、夜行性のスズメガ類に送粉され、薄い黄色、強く甘い香りという特徴である。本研究では、ハマカンゾウとキスゲの花形質の違いに関与する遺伝子を明らかにするために、ハマカンゾウとキスゲのつぼみ3ステージ(S, M, L)の花弁について、HiSeq2000(Illumina)を用いたRNA-seqを行った。TrinityでDe novo Assemblyを行い、RSEMでハマカンゾウとキスゲを合わせたライブラリに対して、各サンプルのreadをマップした。RパッケージTCC(1.0.0)を用いて、発現量比較を行った。DEGsのカウントは、ステージSでは、ハマカンゾウで2876 contigの発現が高く、キスゲで2280 contigの発現が高かった。ステージMでは、ハマカンゾウで2977 contigの発現が高く、キスゲで1581 contigの発現が高かった。ステージLでは、ハマカンゾウで1523 contigの発現が高く、キスゲで1346 contigの発現が高かった。DEGsのリストから、花色・花香の生合成に関する候補遺伝子を得た。ステージMの比較では、ハマカンゾウにおいて、アントシアニン色素合成経路の発現が高かった。特に、R2R3MYB familyであるAnthocyanin 2遺伝子を得ることができた。また、ハマカンゾウとキスゲのカロテノイド組成の違いに対応した、カロテノイド色素合成経路の遺伝子の発現パターンの違いが明らかになった。
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Research Progress Status |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)