Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
日本人の2人に一人はがんに罹患し、認知症の有病者数が約700万人になるという推計がある。超高齢社会の看護ケアは、従来の概念を超え、対象の連続性と生涯発達を捉える視点を強化することが重要な課題となる。本研究計画は「認知症高齢者のがんサバイバーシップを支える緩和ケア看護学の創出-無治療でも豊かな生涯を送れる社会のために」を主題とし、認知症とがんを共にもつ後期高齢者(がんの無治療選択者)に対する緩和ケアの実態を、診療情報等関連資料、アンケートとインタビュー調査を用いた後ろ向き研究により明らかにするものである。