Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
人間の生涯は、社会との相互作用の中で多様に変化するものであるが、時代によっても変わり得る。そこで、本研究では、過去と現代の生涯観の共通点・相違点を民俗・民族考古学的視点で明らかにした上で、人間の生涯観がどのような変遷を遂げて来たのかを社会的・文化的に解明することを目的とする。よりリアルな生活復元を成し遂げるには、民俗・民族調査を積極的に導入した考古学的研究をする必要がある。具体的には、①遺物資料調査、②民俗調査・民族調査を2ヵ年計画で実施し、その成果を民俗・民族考古学的視点で統合し、東アジア・東南アジアにおける先史時代から現代までの生涯観とその変遷を解明する。