Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
高齢者が加齢や身体の制限のために歩行が困難となることは、その心身の健康を害する。本研究の目的は、バーチャルリアリティとメタバースを用いて年齢や環境、身体能力を超えて自由自在な歩行を実現し、それによる心身への健康効果を検討し、複数人のコミュニケーションを実現する環境を構築し評価することである。高齢者の歩行について物理的・身体的な機能の回復や増幅を目指すのではなく、そのままの物理的身体を受け入れ、同時にVRとメタバースを用いてもう1つの身体でバーチャル歩行を実現することで自己効力感を増幅する。さらに、メタバースにより高齢者のユーザーが新しいコミュニケーション能力と環境を獲得し、孤独の低減を目指す。