Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
40歳以降に12歳以下の子供を養育する、また初めて出産して母親になる女性が増えているが、更年期が育児に与える影響についてはほとんど検討されて来なかった。本研究では、更年期における育児の実態把握と脳神経基盤に与える影響、母子の愛着形成に与える影響を解明し、更年期の育児サポートシステムの開発を行うことを目的とする。実態把握のためのインタビュー、磁気共鳴画像を用いた脳画像研究を行い、更年期の母向けのペアレントトレーニングなどの新しいサポートシステムを構築する。本研究により、更年期の母と児のWell-beingの促進だけでなく、社会全体での更年期以降の育児の新たな価値への気づきの増進が期待される。