Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究は、これまで顧みられてこなかった考古遺物である糞石に焦点をあて、当時の食性を解析するために、微細観察分析(実体顕微鏡観察・X線CT)と脂質分析という最新の分析技術を活用し、全く新しい食性復元法の開発を目指すものである。従来、「食べたもの」から見た食研究に偏っていたが、「出たもの」も明らかになることで、両者を組み合わせた総合的な食研究が可能となる。その結果、当時の食生活の変化や食べ合わせ、メニュー、食物選択を復元するための研究の可能性が広がる。