Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究は「考古学的アプローチと年代学的アプローチとの連携から、どのようにして、人間の一世代以下に迫る解像度での高精度編年を構築することが可能となるか」という問いを設定し、高精度年代測定と精緻な土器編年を組み合わせた“二十二世紀型”の編年構築方法を樹立することを目的として研究を行う。従来の研究では、特に精緻な相対編年を有する地域・時代の研究において、高精度年代測定の持つポテンシャルが生かされておらず、両者が乖離している状況にあった。この状況を打破し、今後の研究の新たな基盤となるような編年を構築するため、本研究ではアンデスと日本の二地域を事例とし、型式編年と年代測定とを発展的に統合する研究を行う。