Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
これまでの暗黒物質探索の結果から暗黒物質と通常物質の間の相互作用には強い制限が課せられているが、ニュートリノに関しては非常に検出しにくい粒子であることから実験的な制限は比較的緩いのが現状である。本研究の目的はニュートリノとの相互作用を通じて暗黒物質の性質を探ることである。具体的にはステライルニュートリノ暗黒物質残存量の新しい仮定に基づく計算、ステライルニュートリノ媒介による電気双極子モーメントの精密計算、速度の速い暗黒物質に関する研究を行う。さらに当該研究領域において行われるX線観測、CPの破れなどの精密測定結果を本研究へフィードバックすることで暗黒物質研究の推進を図る。