Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
免疫応答は、リガンドと受容体間のダイナミックで弱い相互作用を起点とし、多段階、多点での相互作用を伴いながら開始される。申請者らは、核磁気共鳴 (NMR) 法を用いて、受容体とリガンドの弱い相互作用を原子レベルで明らかにする研究、受容体のダイナミックな構造変化が細胞応答の強さなどを決定するメカニズムを明らかにする研究を推進してきた。本研究ではこれら2つの実績を統合的に活かすことで、リガンドが受容体に弱く多点で相互作用し、その結果、受容体のダイナミックな構造変化を介して、どのように細胞応答を引き起こすか、を解明する。