Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、同時ドープされた金属酸化物材料において、局所構造の歪による金属-酸素結合の部分的不安定化が巨大誘電率の本質的な発現機構であることを理論的および実験的に検証し、その原理を種々の金属酸化物と各種同時ドープの組み合わせに適用することにより、巨大誘電率を有する新規誘電体材料の探索・提案をする。さらに、局在構造と誘電特性をデータベース化し、機械学習による誘電率予測モデルと機械学習ポテンシャルを活用し、誘電率の温度依存性、安定性、圧力依存性を評価する。また、巨大誘電率の発現機構の解明を実験と理論の連携によって行い、超秩序構造に基づく機能発現の学理構築に貢献する。