Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
令和5年度には、(1)ヘルムホルツコイルに流す電流を調整して地磁気の影響を消し、豊田理研で得られていた菊池電子ホログラムが同様に得られることを確認する。(2)高速のCMOSカメラを購入し、スペクトルとパターンを短時間で測定できるようにする。(3)少しエネルギーの異なる電子のパターンの差分パターンを溜め込むことのできるプログラムを開発する。令和6年度には、(4)電子銃の向きを変えられるようにして、試料位置が簡単に調整できるようにするとともに、ビームサイズを小さくする。これらを実施することにより、オージェ電子のホログラム測定を可能にし、ナノ領域の中の着目原子の周りの3D原子配列が得られるようにする。