Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
深部生体組織(>1cm)でがん組織など患部を蛍光標識しそれを3次元可視化することは極めて重要である。しかし、生体組織の強い散乱のために深さ方向に対して位置や大きさの評価(拡散蛍光トモグラフィ)は極めて難しい問題で現在も解決していない。本研究は、入射する光の性質を積極的に制御することによる光の浸達特性の変化を利用し、深さ方向の情報を得る手法の研究である。この結果を利用し、蛍光標識の深さ方向の再構成精度を目指す。具体的には光渦と呼ばれる位相特異点を空間に有する光を対象としその散乱の性質を明らかとするとともに、拡散蛍光トモグラフィの改善を実現する。