Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
「神経細胞の活動を支える主要なエネルギー源はアストロサイト由来の乳酸である」というこれまでのmetabolismの常識を覆す仮説を検証するためには乳酸動態を「観る」と共に「操る」必要があった. 申請者はタンパク質工学の手法を駆使して高性能蛍光乳酸バイオセンサーLACCOシリーズを世界に先駆けて開発した. そこで本研究では, 乳酸動態を高時空間分解能で「操る」ことを可能にする光操作ツールPA-LACCO1の開発を目的とする. 本研究は乳酸分子によるアストロサイト-神経細胞間のエネルギー伝達を直接実証することを初めて可能にし, これまで検証困難であったグリア機能のデコーディングを実現する.