Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、申請者が確立した酵母由来再構築型生体外翻訳系を利用し、「修飾塩基シュードウリジン(Ψ)含有終止コドンのリードスルー」の分子機構を解明する。以下のi) ii)に取り組む。i) ペプチド解離因子eRF1によるΨ含有終止コドンの認識機構:eRF1の終止コドン認識とeRF1のアクセサリー因子の影響をtermi-nLuc assayを応用して解析する(Susorov, 2020, RNA)。ii) サプレッサーtRNAによるΨ含有終止コドンの認識機構:翻訳産物の質量分析により、リードスルーで取り込まれたアミノ酸を決定し、Ψ含有終止コドンのサプレッサーtRNAを同定する。