Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では,聴覚と運動におけるリズム知覚が生得的な能力なのか,それとも,経験を通して後天的に獲得されるのかという,質感研究の主要な問いに答えることを目指す.具体的には,音楽への曝露や,運動の繰り返しが,聴覚野のリズム情報処理と,誘発運動パターンをどのように変化させるかを調べる.音楽聴取や身体運動といった,実際の質感経験が,脳と身体を介して,音楽の感性的価値を成熟させていく過程の解明は,実世界における質感情報処理の理解に大きく貢献すると考える.