Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
細胞膜中に存在するナノ細孔であるイオンチャネルは、細胞膜を挟んで細胞の中と外を行き来するイオンの流れを制御することで、生体内でのエネルギー活動の本質を担う重要な膜タンパク質である。イオンチャネルでは、特定のイオンのみを通すという選択性を持たせることで、細胞膜を出入りするイオンの種類を制御することが可能である。本研究提案では、DNAナノテクノロジーを活用し、分子シミュレーションを用いて膜貫通の制御因子およびイオン透過メカニズムを明らかにし、選択的イオン透過機能を有する人工DNAチャネルの理論設計に挑戦する。