Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
近年、液-液相分離によってコアセルベートを形成するペプチド(self-coacervating peptide; SCP)が注目されている。最近、筆者らは、このSCPの中央に光分解性保護基の付いたアミノ酸残基を挿入したケージドSCPが、水溶液中でコアセルベートを形成すること、光照射により脱保護されること、脱保護された状態ではコアセルベートを形成しないこと、などを見いだした。本研究では、このコアセルベート(ケージドコアセルベート)を人工細胞の部品や、分子供給ツールとして利用できるかを調べる。