Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、貧困と子どものアウトカムを結ぶ媒介メカニズムの一つとして、世帯のなかでの資源の配分に焦点をあてる。それによって、従来の貧困研究では十分に把握されていない世帯内での資源配分の不平等が、子どもの貧困にどのような影響を与えているのかを明らかにする。そのために、ファイナンシャル・ダイアリーの手法を用いて、資源配分の様子やその意味、長期間にわたる家計の変化を実証的に明らかにし、貧困削減のための政策提言につなげる。