Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、2023-24年にJames Webb Space Telescope (JWST)で観測される最も深く広域となるCOSMOS-Webデータ(赤外、0.54平方度)からこれまで観測されたことのない遠方(z>5)の超新星を発見するアルゴリズムを開発する。既に観測されているHubble宇宙望遠鏡、すばる望遠鏡HSCによるCOSMOS領域撮像データと新たにJWSTで撮像される100万個の銀河データを機械学習によって比較し超新星を見つけていく。異なる波長帯、解像度の最新画像(JWST)と既存の画像を比較し、差分画像を経由することなく、超新星を発見していく点が従来の手法より難しく新しい。
本研究では、JWSTの観測データから超新星を探し出す試みである。JWSTは大型宇宙赤外線望遠鏡であり、これまで未開拓であった遠方宇宙を観測することが可能となった。ただし、JWSTの観測は、太陽を背面にすることと宇宙デブリの衝突を避けるため、観測方向に大きな制限があり、同じ領域を複数回観測することは難しい。よって、過去に得られたハッブル宇宙望遠鏡のデータや、すばる望遠鏡のデータと組み合わせることにより、超新星を見つける試みである。2023年度は、JWSTによるCOSMOS領域の観測が一部を除いて完遂し、有力な候補を見つけることができ、追跡観測も承認され、鋭意観測続行中である。観測が難しい点は、遠方に予想以上の活動銀河核(AGN)があることがわかり、これが超新星と見かけが同じなので、判別が容易ではないところである。また、データ処理にもまだ不定性があるが、一つ一つ克服していく解析ソフトウェアを開発している。また、これとは別に機械学習を応用し、重力レンズを発見する論文を発表した。
3: Progress in research has been slightly delayed.
昨夏、新型コロナウィルスに感染してしまい、その後遺症で肺炎を患ってしまったため、思うように解析を進めることができなかった為。
今年度は、得られたデータの解析を進める。必要な追跡観測を実行し、遠方超新星の赤方偏移を測定し、母銀河と共に、どのタイプの種類の超新星かを見極め、距離の測定等、これまで観測することができなかった領域の探査に注力する。
All 2024 2023 Other
All Int'l Joint Research (2 results) Journal Article (7 results) (of which Int'l Joint Research: 7 results, Peer Reviewed: 6 results, Open Access: 7 results)
Astrophysical Journal accepted
Volume: TBD
Astrophysical Journal submitted
The Astrophysical Journal Letters
Volume: 953 Issue: 1 Pages: L5-L5
10.3847/2041-8213/ace9da
The Astrophysical Journal
Volume: 952 Issue: 2 Pages: 110-110
10.3847/1538-4357/acc403
arxiv
Volume: 952 Issue: 1 Pages: 10-10
10.3847/1538-4357/acd1e4
Volume: 948 Issue: 1 Pages: 10-10
10.3847/1538-4357/acad78