Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
多体系における第一原理計算の基盤理論である密度汎関数理論について,ニューラルネットワーク(NN) を用いて基礎理論の展開を図る.密度汎関数理論おいては交換相関エネルギーExc と,その汎関数微分が理論の各所に現れる.解析的な振る舞いの全貌がまだ明らかでないExc をモデル化するのにNN を用いることで,モデルの複雑性と微分の計算可能性を両立することが出来る.NN を用いて,式に汎関数微分が含まれているせいで実際の計算が難しかった物理量を計算可能にするようなアルゴリズムを実装し,基本的な模型について実証を試みる.以上により密度汎関数理論の実用性を広げる足がかりをつくる.