Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、有機化学的な知見をもとに、酵素の反応レパートリーを拡張することをめざし、非生物学的なラジカル反応を促進する光駆動型ラジカル酵素の開発に着手する。具体的には、既存の酵素の反応機構をベースに、光励起電子移動のプロセスを組み込むことで、自然界には見られないラジカル的な反応様式を酵素に付与する。また、この光駆動型ラジカル酵素に対して、指向性進化法や機械学習による帰納的な改変と、量子力学計算や構造予測による演繹的な改変を実施することで、高難度な光ラジカル反応において高い触媒活性を発揮する酵素変異体を開発する。