Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
超伝導体には巨視的波動関数、磁性体には長波長スピン波という原子サイズより圧倒的に大きな実体が存在する。それ故、多彩な物質中で超伝導体と磁性体は、マイクロメートル以上に広がった波面をもつ光渦から角運動量やエネルギーを授受する格好の素材といえる。佐藤は2017年に世界初で光渦による磁気欠陥の高速生成法を微視的に提案し、その後も光渦の応用法の理論を発展させている。この優位性を活かし、光渦による超伝導体と磁性体の渦生成や素励起発生についてのミクロ理論を打ち立て、光渦によるキラル光物質科学の学理を構築するとともに、次世代の情報担体となり得るスキルミオンや超伝導渦の光渦制御法を提案する。