Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
内圏型超セラミックスである炭酸アパタイトとリン酸銅とを複合化し、骨領域感染症の予防・治療を目指した光熱抗菌バイオセラミックスの創製に挑戦する。炭酸アパタイトは優れた骨再生能・生体吸収性を示すが、同材料は細菌に対して抵抗性を示さないため感染巣となる。一方、リン酸銅は近赤外光照射によって発熱・光触媒効果を示すため、これらの特性をバイオセラミクッス開発に応用することで、光熱抗菌(発熱による熱焼灼・光触媒効果による殺菌)効果の付与が期待できる。本研究では、炭酸アパタイトとリン酸銅とを複合化し、その組成を精密制御することで、骨再生能と光熱抗菌効果を有するバイオセラミックスの創製に挑戦する。