Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究ではまず、申請者の研究ポテンシャルである『有機ケイ素化合物の精密合成技術』を用いて前駆体となる有機ケイ素化合物を一から設計・合成し、独創的な反応場鋳型となるPMOを合成する。さらに申請者のもう一つの研究ポテンシャルである『錯体触媒設計技術』を掛け合わせることで、シリカ細孔壁内に反応活性を示す複数の金属触媒種が精緻に配置された、唯一無二の反応場の構築を目指す。以上を通じて、PMOを利用した複数金属の自在配列という、触媒反応開発における新しい触媒設計コンセプトの有用性を実証する。