Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では独自の大気モデルと最新の火星周回機大気観測の組み合わせから、光解離が CO2 や CO 等の炭素化合物の同位体組成に与える影響を明らかにする。その最新の炭素同位体組成推定に基づき、大気同位体組成と整合的な過去 ~40 億年にわたる火星大気進化史を推定する。さらに、 初期火星大気における各種有機物の光化学的生成率と同位体組成を推定し、火星地表面で発見された有機物の炭素同位体組成との整合性を定量評価することで、有機物生成場としての初期大気の役割を明らかにする。