Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
我々が環境に順応し生きていくための重要な脳機能のひとつとして、学習・記憶機能がある。その学習・記憶機能を探究するため。タネつかみ運動記憶学習過程において、消失あるいは安定化(増大化)するという全く正反対の運命をもつ2種類の棘突起が大脳皮質運動野で新たに生じることに着目し、Umemoriらによって2021年に報告されたJAK2の活性化が棘突起の消失を、SIRPαの活性化が安定化を導くというin vitroで確認された事象が、in vivo運動記憶学習機構でも機能するかを確認する。さらに化学遺伝学的手法で神経細胞の活動の操作をし、行動変容につながるかを確認する。