Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
生物の形が作られるためには、体を構成する個々の細胞が、器官全体の形・サイズを認識して、適切に成長する必要がある。このために、空間的な情報を細胞に伝える2種類のシグナルが用いられている。1つは、拡散して濃度勾配を形成するシグナル分子、もう一つは、成長に伴って発生する物理的な力(メカニカルシグナル)である。本研究では、不明な点の多いメカニカルシグナルに着目し、植物をモデル系として用いて、形態形成を制御する普遍的な仕組みを明らかにする。特に、細胞がどのように物理的な力を認識しているのか、また、物理的な力を介して、個々の細胞と器官全体の成長がどのように協調するのかを明らかにする。