Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
免疫センサー分子に異常を持つ先天性自己免疫疾患患者を同定し、その発症機序を解明することは、動物モデルやin vitro解析、in silico解析から導き出された免疫センサーの自己・非自己認識機構が実際にヒトに存在し、その破綻がヒト自己免疫疾患発症の重要な原因であることを直接証明する唯一の方法である。私たちは若年重症SLE患者の遺伝学的解析から、Toll-like receptor 7 (TLR7)の新規機能獲得変異を同定した。本研究ではこの新規変異がTLR7の局在を変化させて自己・非自己認識の恒常性が破綻することによりSLEを発症させる可能性を検討する。