オキシド化合物を不斉有機分子触媒とする立体選択的炭素炭素結合形成反応の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Advanced Molecular Transformations by Organocatalysts |
Project/Area Number |
24105527
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中島 誠 熊本大学, 生命科学研究部, 教授 (50207792)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥9,750,000 (Direct Cost: ¥7,500,000、Indirect Cost: ¥2,250,000)
Fiscal Year 2013: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2012: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
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Keywords | 有機分子触媒 / ホスフィンオキシド / N-オキシド / 立体選択性 / エナンチオ選択性 / アルドール反応 / 連続反応 / トリクロロシリルエノールエーテル / 有機分子触媒反応 / 不斉合成反応 |
Research Abstract |
申請者はこれまでに、N-オキシドやホスフィンオキシドがトリクロロシリル化合物を活性化することにより、不斉アルドール反応をはじめとするいくつかの不斉反応を開発し、N-オキシドやホスフィンオキシドの有機分子触媒としての有用性を世界に先駆けて実証してきた。今年度は、各種反応における触媒の構造最適化を目指して多くのN-オキシド・ホスフィン誘導体を合成したとともに、前年度に開発した2種のケトン間のアルドール反応を利用した、生物活性物質エリカノン合成の経路を開拓することができた。また、複数の反応点をもつカルボニル化合物を用いて、連続して2回のアルドール反応が進行する二重アルドール反応(アルドール供与体の2箇所で受容体と反応するタイプと1箇所で2度反応するタイプ)が、極めて高いジアステレオ並びにエナンチオ選択性で円滑に進行することを見出した。現在、本反応のザナミビル等の生物活性物質の合成鍵反応への応用を検討中である。また、ホスフィンオキシドを触媒、四塩化ケイ素を反応剤として共役エノンを基質とすることにより、森田ーBaylisーHillman反応が高立体選択的に進行することを見出した。本反応では、四塩化ケイ素から脱離する塩化物イオンの付加脱離が大きな役割を果たしている。 さらに、他機関(北大触研・小笠原ら)との共同研究として、らせん不斉を持つ新しい骨格を持つキラルなホスフィンオキシドが、有機分子触媒として有用であることを見出した。本触媒は、アリルトリクロロシランによるアルデヒドの不斉エポキシ化やメソエポキシドの不斉開環反応に有用である。特に前者では、従来のホスフィンオキシドにはない極めて高い触媒活性を示すことが特徴的であり、今後の有機分子触媒に大きな指針を与えるものとなろう。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(48 results)
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[Journal Article] Helically Chiral Diene in Asymmetric Catalysis: C2-Symmetric (Z,Z)-2,3-Bis[1-(diphenylphosphinyl)ethylidene]tetralin as Highly Active Lewis-Base Organocatalyst2013
Author(s)
Ogasawara, M.; Kotani, S.; Nakajima, H.; Furusho, H.; Miyasaka, M.; Shimoda, Y.; Wu, W.-Y.; Sugiura, M.; Takahashi, T.; Nakajima, M.
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Journal Title
Angewandte Chemie International Edition
Volume: 52
Issue: 51
Pages: 13798-13802
DOI
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Peer Reviewed
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