Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
2013年11月12日と13日の夜に、放射線医学総合研究所 HIMAC加速器において、290MeV/nの炭素ビームを照射し、GSOシンチレータの放射線損傷とその回復の詳細な測定を行った。測定には3本のGSOバーを用い、二本には大強度ビームによる10kGyの被曝を与え、一本は被曝を与えない参照用サンプルとした。大強度被曝をしたうちの一本には、ピーク波長1μメートル、強度200mW/cm^2の赤外線を照射し、回復の加速を観測した。三本のサンプルの出力は、可動ステージに載せることで同一の光電子増倍管で測定し、光電子増倍管利得の時間変動等の効果を取り除いた。結果:10kGyの被曝をすることで、先行研究と同様に20%の増光が確認できた。1-3時間放置するることで、室温における増光からの自然回復も観測された。一方、1-3時間後から赤外線照射と非照射サンプルの測定結果を比較したが、回復速度に有意な差は見られなかった。同様な測定を2晩繰り返したが、2晩とも同じ結論が得られた。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2014 2013
All Presentation (4 results)