π中間子原子分光実験の展開
Publicly Offered Research
Project Area | Quest on new hadrons with variety of flavors |
Project/Area Number |
24105712
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
板橋 健太 独立行政法人理化学研究所, 仁科加速器研究センター, 専任研究員 (30322093)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥9,100,000 (Direct Cost: ¥7,000,000、Indirect Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2012: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | パイ中間子原子 / 精密分光実験 |
Research Abstract |
π中間子原子の精密分光研究を展開するための実績は主に以下の3点からなる。 (1)パイ中間子原子の分光実験の高精度・系統的な研究を展開するための実験に向けた準備を行った。分光実験のためのスペクトロメータとなる理研RIBF施設のBigRIPSの光学系について詳細な計測と開発を行った点である。そこで、実地の光学収差計測を行い、分解能に影響を与える収差の量を測定し、補正に必要となるパラメータを収集し、データ解析に適用した。同時に、分解能に影響を与える入射ビームのエミッタンスや、エネルギー巾を計測し、改善するためのスリット設定などを策定した。 (2)データの解析。昨年度までに得られたπ中間子原子分光実験のデータを解析した。上記で計測したアクセプタンスを適用するなどして、スペクトルのより詳細な解析を行った。同時に理論と共同で研究を行う事で、次期実験で計測するべきスペクトルを、これまでの計測結果にもとづき、検討することが出来た。 (3)上記の検討に基づき、次期分光実験の準備を進めた。検出器の開発・テストを行い、より高精度・高統計の実験準備を行った。 震災以降、電力料金の値上がりのためもあって実験を行うための施設RIビームファクトリーの稼働時間は大きく短縮されている。そのため、本研究を遂行するためのビームタイムも施設側の都合で延期が繰り返されており、科研費の充当年度内には実験できなかった。その後、実験グループ側には全く非がないにもかかわらず、2013年秋には実験が承認されてから一定期間を経過したため、承認が取り消されるという事態にまで発展したが、上記のような綿密な準備に基づきより豊富な物理の内容を含めて再申請した結果、より長いビームタイムが承認された。紆余曲折の末ようやく2014年5月28日から一週間の実験が確定した。このような環境では学生の育成や外国との共同研究に支障を来たしかねない。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)