超高速細胞配列化と高スループット細胞分化スクリーニング
Publicly Offered Research
Project Area | Hyper Bio Assembler for 3D Celluler Innovation |
Project/Area Number |
24106511
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
安川 智之 兵庫県立大学, 物質理学研究科, 准教授 (40361167)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥7,800,000 (Direct Cost: ¥6,000,000、Indirect Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
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Keywords | 誘電泳動 / 免疫捕捉 / 細胞配列 / 表現型 / 細胞分化 / 細胞分離 / 電気化学顕微鏡 |
Research Abstract |
抗体を固定化したITO製の交互くし型マイクロバンドアレイ(IDA)電極とITO電極を組み合わせたマイクロ流路型誘電泳動デバイスを作製し,迅速(2分)で簡便(蛍光ラベル化が不要でスイッチを押すだけ)な細胞膜表面に発現する抗原の表現型(フェノタイプ)の解析手法の開発を行った. 上下基板のITO電極に負の誘電泳動(n-DEP)の作用する周波数領域(100 kHz)の交流電圧を印加すると,細胞は瞬時(数秒)にIDA電極のバンド電極間ギャップへと移動し配列した.ここで,下面バンド電極の片側(バンドB)の電圧をゼロにして電場強度パターンを変換すると,ギャップ間に集積されていた細胞はバンドB上へと移動する.電極間ギャップに抗CD33抗体を固定化した場合には,HL-60細胞に発現したCD33抗原との免疫反応により不可逆に捕捉されるため,バンドB上へと移動する細胞数が減少した.これにより,表面に特定の抗原を発現した細胞の識別が可能となった.また,発現細胞と非発現細胞の混合懸濁液を用いると,発現細胞の存在比率の向上に伴って,細胞捕捉率が直線的に増加することを示した.すなわち,細胞母集団の中の特定抗原発現細胞の存在比を迅速で簡便に調査可能であった.さらに,捕捉細胞の免疫反応時に細胞をスウィングさせる手法を組み込むと表面抗原と固定化抗体の接触確率の増加により,細胞の捕捉率が88%と格段に向上した. この手法を細胞の分化進行度の調査に応用した.レチノイン酸による処理で分化が誘発されるHL-60細胞のCD13抗原のダウンレギュレーションおよびCD11b抗原のアップレギュレーションについて調査を行ったところ,レチノイン酸処理日数に伴って,CD13発現細胞の減少とCD11b発現細胞の増加が観測された.これは,蛍光染色法により得られた発現細胞評価と同様の結果が得られており,本手法の簡便性と迅速性を立証した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(68 results)